安全神話の崩壊とともにCollapse of a myth

クルマ

日本という国が作る日本車に対しては、かつてより「安全神話」が存在しているというような見方をされていました。 アメリカなどの自動車大国が作る自動車と比較すると安全性能が高く、万が一の事故の発生時にも、運転手をはじめとする乗客の安全を保護してくれると考えられていたのです。 ただしかしそうした安全神話の存在は、昨今の状況の中だと「既に崩壊をしている」というような見方をされることが少なくありません。 使用部品の不良によって発生する大規模リコールや、新基準における車両衝突テストにおける日本製造のサブコンパクトカーが軒並み低い評価を受けた事実など、そうした状況にあっては「日本の安全神話は崩壊している」というように言われてしまうことも、ある面では間違いのないことです。 事実として日本車は、かつてと現在で別の場所を目指しているようにもなりました。 「多少コストが上がっても安全性を守る」というような思考でデザインが行われていたのは昔のことで、国際競争力を持つために「いかにして安く、そこそこの性能を持つ部品を確保するか」という考え方を持ってデザインに取り組む会社が増えてきていますし、特に顕著な例としては、エアバッグもABSも無い自動車を「とにかく安く」という考え方で市場に投入するようなメーカーも出てきています。 ただしかし、日本車が国際市場において確かな地位を築くまでには「安全神話」の力によるところが大きかったということは言うまでもありません。 実際としてエアバッグもABSも搭載していない日本車、例えばダットサンGOが新興国市場に投入された後であっても、市場シェアを獲得するどころか却って信用を損ね、苦戦を強いられるようになってきています。 「安全神話を犠牲にしてでも売り上げを維持したい」という考え方は、企業というものが利益を得て成長するものであるという大原則から見ればさほど逸脱しているものではないのも確かです。 ですが、日本車が世界に対して持っていた「安全神話」が崩壊する中、日本車はどのような魅力を持って国際市場で戦っていけるのでしょうか。 安全神話の崩壊とともにシェアを他国メーカーに奪われ始めた日本車の未来は、今後注意深く観察していく必要があります。

安全な車が売りだったはず

安全が売りだった日本の車ですが、最近少しですが、その神話に陰りがさしているのかもしれません。エアバッグで 詳細は・・・